ぼくのあしあと

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このWeb・ネット小説がすごい!『小説を読もう』のおすすめ長編小説ランキングBEST36

      2016/01/12

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2015年もあと少し、今まで読んできたWeb小説のランキングを作ろうと思います。

Web小説を読んで6年、毎晩のように読んできました。少なくとも300作品以上は読んだと思います。

めぼしい小説はほとんど全て読んだと言えるのではないでしょうか。

ファンタジー、ラブコメ、ミステリー・・・人気あるなしにかかわらず、貪るようにして読んでいました。

そんな中からWeb小説の頂点を決めようというのがこの企画です。

小説家になろう・小説を読もう最高の小説を今こそ決めるのです。

作品選出の基準

作品を選ぶ際に、以下の基準を設けています。

  1. 書かれた時期・完結未完にかかわらず、全てのWeb小説が対象
  2. 文字数が40万文字以上の読み応えのあるWeb小説のみ対象
  3. 面白いと思ったものだけ選出

特に3がなければ膨大な量となるので、僕が読んだ中でも面白いと思った小説だけを紹介するようにしています。

ランキングの決め方は点数制ではありません。点数制だと基準がブレやすくあやふやになりやすいからです。

その代わり、比較で順位を決定づけています。全てが相対評価というわけです。

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第36位:『月が導く異世界道中』

月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。

これを挙げるか非常に悩んだ。というのも6年前にWeb小説を読み始めた時にハマった作品だからだ。

今から読み直すと、文章力の点でちょっと難ありと思ってしまうのは、僕が成長したからだろうか。

といっても、内容自体は悪くない。

チート能力を持った主人公が異世界で頑張るお話なのだが、物語に起承転結があってワクワクしながら読み続けられる。

主人公だけではない、いろいろな視点から物語を展開させているのも面白い。

「あの時の彼はこう思ってたんだ!」といったような他の登場人物たちの考えがわかるので感情移入しやすいのだ。

特に中盤から始まる人間との戦争が熱い!そこまで読み続けることができればそこからは楽しい展開が待っている。

 

『月が導く異世界道中』 小説を読もう

第35位:『地味な青年の異世界転生記』

 子供のころから一緒に過ごしてきた幼馴染を真面目に一途に想っていた主人公は大学生の時あっさりと振られてしまう。失恋から立ち直り、新しい恋を見つけたその年のクリスマスに捨てられた筈の幼馴染に心中させられてしまった。

次に彼が気がついたとき、ファンタジーな異世界で子供になっていた……そこそこ役に立つ特殊能力付きで。

特に目的のない青年が異世界で頑張るお話です。

6年前に読んだのであまり良く覚えていないが、当時は貪るようにして読んでいた。

当時はまだ異世界転生自体が余りなく、それゆえに斬新で楽しめたのだ。

今では異世界ものがありふれすぎているため、斬新なもの自体少ないが、それと比較しても遜色ないはずだ。

むしろ、文章力や構成力といった小説としてのレベルが高い分、普通に楽しめる作品だろう。

 

『地味な青年の異世界転生記』 小説を読もう

第34位:『勇者様のお師匠様』

 両親を失いながらも騎士に憧れ、自らを鍛錬する貧しい少年ウィン・バード。しかし、騎士になるには絶望的なまでに魔力が少ない彼は、騎士試験を突破できず『万年騎士候補生』という不名誉なレッテルを貼られ、追い抜いていく後輩たちにまで馬鹿にされる日々をすごしていた。そんなある日、勇者が魔王を倒し世界を救った。見目麗しき美少女であった勇者の動向に世界中の注目が集まる。そして勇者は世界に向けて発信した。「私は師匠であるウィン・バードの元へ戻ります」と。

発想の勝利。最強の勇者には実は師匠がいたという設定。

そしてその師匠は落ちこぼれの少年だったというのが面白い。

「どうして落ちこぼれの少年が勇者の師匠になれたんだろう?」と気になってしまって読み進めてしまう。

「実はその少年は・・・」ということで、続きが気になる方は読んでみよう。

文章力も高く、典型的な良きライトノベルといえるだろう。

 

『勇者様のお師匠様』 小説を読もう

第33位:『THE NEW GATE』

 ダンジョン【異界の門】。その最深部でシンは戦っていた。デスゲームと化したVRMMO【THE NEW GATE】の最後の敵と。激しい戦いに勝利し、囚われていたプレイヤー達を解放したシン。しかし、安心したのも束の間突如ダンジョンの最奥に設置されていた扉が開き、シンは意識を失う。目覚めたとき、シンの目の前に広がっていたのは本物の【THE NEW GATE】の世界だった。

デスゲームの開放を終えたあとから始まるというちょっと変わったお話。

「自分もやっとデスゲームから開放されるぞ!」というところでまさかのその世界へと転移してしまう。

各話のいたるところに謎が散りばめられており、話の展開が気になってしまう。

どうして主人公は転移してしまったのか?その世界に何が起こっているのか?とかなり気になる。

そういう思わせてくれるような書き方をしている点で、物語の構成がよく練られている。

 

『THE NEW GATE』 小説を読もう

第32位:『俺が魔族軍で出世して、魔王の娘の心を射止める話(の予定)』

中学二年生の松浦直也は、突然異世界に飛ばされ、そこで「おまえは、姫様(魔王の娘)の直属軍に配属する、兵士にする」と無茶を言われる。
しかし、その問題の「魔王の娘」とやらとたまたま対面し、直也はその可憐さにうっかり惚れてしまう。

肉の盾(奴隷兵のこと)として激戦の一年を生き延びたナオヤは、本格的に魔界で頭角を現していく(予定)。

どこにでもいるような平凡な少年異世界召喚されてしまうのだが、召喚された人は戦争時の肉の壁としか使われない。

そんな中でもなんとか生き延びてきた主人公だが、ある日魔王の娘の配下に採用される。

ということで、ピュアな少年によるサクセス・ストーリーのようなものだ。

絶対君主のような魔王の娘をどのようにして誑かしていくのかというのを、ワクワクしながら読むことができる。

人物描写も丁寧なので、キャラが立っているのもポイントが高い。

 

『俺が魔族軍で出世して、魔王の娘の心を射止める話(の予定)』 小説を読もう

第31位:『テレポーター』

俺こと中条聖夜は、ある日親に捨てられた。理由は魔法が使えるから。代々魔法とは無縁だった家庭に、膨大な魔力を宿して生まれた俺。未知なる魔法に、どう対処したらいいのか分からなかったというわけだ。けれども捨てられたその日、両親と共にやってきた初見の女性。その女性は俺にこう言った。私の弟子になりなさい、と。……今思えば、それが俺の人生の転機。呪文詠唱ができないというハンデを抱えながらも、魔法使いとして生きる道を選んだ俺は……?

ちょっと変わった力を持った主人公がとある学園へと編入したところから話が始まる

可愛いヒロインたちとともに学園生活をおくるのだが、様々な困難に巻き込まれてしまう。

よくありがちなファンタジー作品でもないという点もポイントが高い。

文章力も高いので、普通に主人公最強ものとして楽しめる作品だ。

最強と言っても、別にチートのような力を持っているからというよりは、努力してその力をものにしたおかげで強いのだ。

だからこそ素直に主人公を応援できる。

 

『テレポーター』 小説を読もう

第30位:『そこにカイロスはいるか?』

高校二年生の僕は死んでしまった。実にあっけなく。あー死んだな。そう思って目を開ければ死神と名乗る変な女が「チャンスをやるよ」と、そう言った。

僕がWeb小説を読むようになった作品。それだけに思い入れも大きい。

しかし、思い出補正を抜きにしても良く出来た小説であることは間違いない。

同じ文の使い回しが多いという欠点はあるものの、物語のインパクトはかなり大きい。

高校生のちょっと変わった青春。全く個性のなかった主人公が、物語を終えると個性を手に入れることができたお話。

衝撃的な展開がありつつ、最後で非常にうまくまとめられているのもポイントが高い。

読み終わったあとのすっきりとした気分がとても心地よかった。

 

『そこにカイロスはいるか?』 小説を読もう

第29位:『クラスまるごと人外転生 ―最弱のスケルトンになった俺―』

目が覚めたら、そこはモンスターハウスでした。
クラスのアイドルはスライムに。地味な図書委員はサキュバスに。そして俺はスケルトンに。
みんな強くてかっこいいのに、ロクに使えない主人公。彼がスケルトンにしかできない戦い方で無双して、クラス内での地位を向上させていく、そんなお話。

ちょっと変わったタイプのお話。

クラスごと異世界へと転移してしまうのだが、なぜだか全員が魔物になっていた。

そんな中でも主人公は最弱のスケルトンへと変貌を遂げていたのだが、それを逆手に取って無双できるというお話。

正直主人公が無双しようがしなかろうがどうでもいい。

それ以上に、クラスの人間関係についての描写が良く出来ている。

突然異世界に転移してしまったのだから、それこそ正常でいられるはずがない。

そういった生徒たちの混乱を、コメディを交えつつ巧みに描いているのがこの小説だ。

 

『クラスまるごと人外転生 ―最弱のスケルトンになった俺―』 小説を読もう

第28位:『ウォルテニア戦記』

青年が召喚された異世界は乱世だった。
絶対王政の世界。
選民意識に凝り固まった特権階級と世俗にまみれた宗教。
青年は自分の正義を胸に行動を起こす。

なんとシンプルなあらすじ。実はこの小説を読んだのも6年前で正直細かいところまでよく覚えていない。

しかし、今でも覚えていることが一つある。「主人公のカリスマ性」だ。

今になってもこの小説の主人公がとてつもなく個性の強いキャラクターだったということを覚えている。

それだけ作中で印象強く書かれていたからだろうが、それ以上にそう思わせてくれるだけ作者の文章力が高かった。

そんな主人公がカリスマ性を持ってして世直しを図るのだ。面白くないわけがない。

 

『ウォルテニア戦記』 小説を読もう

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第27位:『この世界がゲームだと俺だけが知っている』

バグ満載のため、ある意味人気のVRゲーム『New Communicate Online』(通称『猫耳猫オフライン』)。
その熱狂的なファンである相良操麻は、不思議な道具の力でゲーム世界に飛ばされてしまう。
突然の事態に驚く操麻だが、そこは勝手知ったるゲームの世界。
あらゆるバグを使いこなし、ゲームの仕様を逆手に取る彼は、いつしか『奇剣使いソーマ』と呼ばれていた。

発想が面白い。ゲームのバグを用いてチートをするというものだ。

小説内で語られるゲームは、まるで現実に存在しているかのように緻密で具体的。

だからこそ、そのバグを用いてチートをするさまがとてもリアルに感じる。

「こんなへんてこなやり方で勝ったしまうのか!?」とその発想の斬新さに感服するばかりだ。

ゲーム内に転移する小説は数あれど、ここまでそれをリアルにかけている小説はまだ見たことがない。

 

『この世界がゲームだと俺だけが知っている』 小説を読もう

第26位:『金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~  』

あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚されてしまったのだ。日色は自由に異世界生活を満喫することにした。書いた文字の意味を現象化させることができる《文字魔法》を使う少年が、いずれ世界を救う物語。

同級生と一緒に転生に巻き込まれたが、一人で頑張っていくお話。

チートはあっても、無双できるほどものでもなくコツコツと強くなっていく。

主人公の成長している様子が見れるのだ。

時には個性の強いキャラクターたちと仲間になりつつ、ともに冒険をしていく。

時々語られる他の同級生の様子が、主人公と対比をなしていて面白い。

王道な作品ではあるが、王道らしい面白さがある。

 

『金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~』 小説を読もう

第25位:『Bグループの少年』

 クラスや校内で目立つグループをA(目立つ)のグループとして、目立たないグループはC(目立たない)とすれば、その中間のグループはB(普通)となる。そんなカテゴリー分けをした少年はAグループの悪友たちにふりまわされた穏やかとは言いにくい中学校生活と違い、高校生活は穏やかに過ごしたいと考え、高校ではB(普通)グループに入り、その中でも特に目立たないよう存在感を薄く生活し、平穏な一年を過ごす。この平穏を逃すものかと誓う少年だが、ある日、特A(特に目立つ)の美少女を助けたことから変化を始める。少年は地味で平穏な生活を守っていけるのか……?

この小説を挙げるかどうかは非常に悩んだ。なぜならダイジェスト版となっているため、今からでは読めないからだ。

しかし、この小説が名作なのもまた事実。興味が有る方は書籍を買って読んでみよう。

当時から異彩を放っていた作品であるが、今になっても異彩を放っている。

なぜか?それはこれだけの作品をかける作家が未だにいないからだ。

平凡な学生であると見せかけ、実は何やら曰くがあるという。

そしてその少年と心優しい少女が出会って仲良くなっていくというよくあるような学園ラブコメでありながら、主人公の強烈な個性によってありがちではない作品となっている。

主人公の圧倒的な強さの前では全てが霞んでしまう。どうして彼はそこまで強いのだろうか?

物語が進むに連れて少しづつ真相がわかっていくのも面白い。

このような小説が今後も増えてくれれば嬉しい。

 

『Bグループの少年』 小説を読もう

第24位:『無職転生 - 異世界行ったら本気だす –  』

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうやら異世界に転生したらしい。
彼は誓う、今度こそ本気だして後悔しない人生を送ると。

異世界転生小説を挙げるときに切り離すことができない作品。

この作品のおかげで異世界転生というジャンルが今まで以上に流行りだしたと行っても過言ではない。

文章力が高いわけではないのだが、ストーリー展開が秀逸。

読者が求めている展開を、読心術でも使えるのかというほどピンポイントに捉えていた。

「そう!この展開が読みたいんだ!わかってるねぇ・・・」と誰もがそう思うことだろう。

ただ、中盤からはまったりとしすぎて失速してしまった印象を受ける。そのためこの順位となってしまった。

 

『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』 小説を読もう

第23位:『ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-  』

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持ったまま異世界へと転生した。
異種族や魔法に驚かされつつも、持ち前の切り替えの早さで適応し己の糧に変えていく。
特殊な魔法を習得し、厳しい訓練を続ける内に最強レベルの強さになっていたが、前世で中途半端に終った教育者をもう一度目指そうと決意する。
これは前世の記憶と経験を基に、弟子と共に世界を漫遊する教育者の物語。

主人公は最強なんだけども、その最強にはきちんとした理由があった。

空から降ってきたような運によるチートではないというのがよい。

メタルギアソリッドのような主人公が異世界に転生したお話。

この小説がちょっと変わっているのは、主人公が弟子を育てていくところに物語の焦点が当てられている点だ。

弟子たちが過酷な訓練で成長していく様子を見るのも楽しいし、主人公が前世の傭兵知識で敵を圧倒していく様子を見るのも楽しい。

楽しみ方がたくさんある小説はそれだけで飽きにくい。

 

『ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-』 小説を読もう

第22位:『Re:Monster――刺殺から始まる怪物転生記――』

 ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。

しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。

6年前に読んだので思い出補正がかかっているかもしれない。しかしそれでも順位が高いだけの理由がある。

「魔物に転生してスキルを覚えて強くなる」というジャンルを初めて書いたのはこの小説なのだ。

当時にはなかった発想なので、それこそ読んだ時はびっくりしたものだ。「ゲームみたいな小説なのに面白い!」と。

まるで自分がゲームをしているかのように、スキルを覚えていくたびにワクワクとした。

「魔物転生」というジャンルを作った偉大なる作品なのだ。今読んでも色褪せていない。

 

『Re:Monster――刺殺から始まる怪物転生記――』 小説を読もう

第21位:『最果てのパラディン』

かつて滅びた死者の街。
そこには1人の子供と3人の不死なる者たちが存在した。
かつて英雄であった不死者たちに養育される少年、ウィル。
技を継ぎ知識を継ぎ、愛を注がれ少年は育つ。
解き明かされてゆく、不死者たちの過去、秘めたる謎。
その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。

Web小説で数少ない、泣きそうになった作品。

小説で泣かすのが、簡単なことではないのは言うまでもないだろう。

文章力が高いことはもちろんのこと、それぞれの登場人物に普通以上に感情移入させ、違和感を与えずに理不尽な出来事を起こす。

それを見事にやってのけたのがこの小説なのだ。

ただ、中盤からの展開が個人的にあまり好きではなかったのでこの順位になってしまった。

それでも泣いてしまいそうなる作品は片手で数え足りる程しかないことなので、素晴らしい作品であることには違いない。

 

『最果てのパラディン』 小説を読もう

第20位:『嫌われ剣士の異世界転生記』

誰にも認められなかった主人公は、誰かに認められるために剣道で最強を目指す。
しかし最強には届かず、結局誰にも認められる事は無かった。
そんな彼が事故死し、転生したのは剣と魔術の存在する世界だった。
黒目黒髪が忌避されるその世界で、彼は困難にぶつかりながらも再び剣を握る。
「今度こそ最強になってやる」。
そう誓い、嫌われ剣士ウルグの戦いが幕を開ける――。

前世で誰にも認められることがなかった主人公が、異世界で誰かに認められようと奮闘するお話。

この小説は主人公の内面描写が素晴らしい。

主人公が感じたつらさ、孤独が作者の巧みな文章力によってダイレクトに伝わってくる。

それによって、主人公への感情移入が半端ないのだ。

「がんばれ!」と誰もがそう主人公に対して思ってしまう。

さあ、主人公は今度こそ異世界で誰かに認められるようになるのだろうか。

 

『嫌われ剣士の異世界転生記』 小説を読もう

第19位:『フレイム王国興亡記』

通勤途上で買ったコーヒー片手に、気付いたら異世界トリップしていました。

『えっと……私、別に勇者でもなんでもないんですけど……』

ただのリーマンだった主人公、『松代浩太』がトリップした先は中世ヨーロッパ『風』の異世界! 魔王は不在、悪の帝国は開店休業、宇宙の法則を乱す憎いアンチクショウはモノガタリの中の人。そんな平和な大陸、『オルケナ大陸』で、浩太に忍び寄る魔の手……そう、赤字国債!
暴落する株価、通貨崩壊と共に起こる債務不履行の嵐、デリバティブの失敗に、保守本流の元老・元勲達による狡いイヤガラセ、さらには飢饉や戦争まで。魔王以上の強敵に、持ち前の知恵と勇気で立ち向かえ、浩太!

……君は今、歴史の証人になる

内政ものだが、そこんそこらの小説とは出来が異なる。

なぜかといえば、経済と密接に連動させて内政が行われているからだ。

地球の経済活動の具体的な仕組みを解説しつつ、それを異世界に取り入れている。

それによって、政策などがとてもリアルに描かれているのだ。ご都合主義など一切ない。

快刀乱麻な解決策などなく、あれをすればこの問題が起こり、これをすればまた違う問題が起こる。

そんな中でも主人公はなんとか策を練ってうまくやり過ごそうとするのが見どころだ。

そしてもう一つ素晴らしいのは登場人物たちの描写である。

ヒロインが可愛らしいこともそうだが、それ以上に敵の策略にも驚かされる。ただの噛ませ役ではないというのが良い。

 

『フレイム王国興亡記』 小説を読もう

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第18位:『異世界料理道』

 津留見明日太(つるみあすた)は17歳の高校2年生。父親の経営する大衆食堂『つるみ屋』で働く見習い料理人だった。ある日、『つるみ屋』は火災に見舞われ、父親の魂とも言える三徳包丁を救うべく火の海に飛び込んだ明日太は、そこで絶命してしまう。
そして気づけば、そこは見知らぬ密林の真っ只中。イノシシにそっくりの野獣ギバに襲われ、『森辺の民』を名乗るアイ=ファという少女に救われた明日太は、そこが異世界だということを知る。

今では料理に関するWeb小説もたくさん出ているが、この小説が出た当初はまだあまりなかった。

そして僕が初めて読んだ料理小説でもある。

料理小説ではあるが、それ以上に料理を通した人間関係の構築に焦点が当てられている。

かといって、料理がおろそかになっているわけでもなく、料理小説としてもレベルが非常に高い。

今ある材料から様々な工夫を経て、美味しい料理へと昇華させていく様子は舌筆に尽くしがたい。

その2つを見事に絡め合わせた文章力は見事というしか他がない。クオリティが半端ない。

文章力、構成力、それらを合わせてWeb小説の中でもトップクラスの出来だろう。

もっと順位が高くても良いのだが、やはり料理モノということでこの順位に落ち着いた。

 

『異世界料理道』 小説を読もう

第17位:『現実主義勇者の王国改造記~内政マシマシ、旅も入れてください~』

魔王軍に世界の五分の一を奪われている世界。そんな世界に勇者として召喚された相馬(ソーマ)だったのだが、自らを守るためにした富国強兵の献策が国王に気に入られ、なんと王位を譲られてしまう。こうして国王をやらされることになったソーマは冒険に出ることもなく、集まった(or集めた)多種“多才”な仲間達と共に、その現実主義(理想を追うことなく、現実の事態に即して事を処理しようとする立場。『デジタル大辞林』)的な思考で国作りに奔走する。

内政モノなのだが、きちんとそれなりの知識があって書かれている。

どんな政策にもかならず根拠が説明されているのだ。

孫氏から参照したり、マッキャベリから参照したりと作者の教養の深さが伺える。

だからこそ主人公の行動にも説得力があるわけで、ご都合主義を感じることがあまりない。

「そんなに工夫してるんなら、そりゃあうまくいかないとおかしい」と自然にそう思える。

読むことでいろいろな教養が身につく小説なのだ!(読み終わったら忘れてしまうけど)

登場するキャラクターたちが魅力的なのもよい。

 

『現実主義勇者の王国改造記~内政マシマシ、旅も入れてください~』 小説を読もう

第16位:『絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで』

「働きたくない」
異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。
……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れられて「次の人に期待する」という神様に見送られ、桂馬はそのまま召喚された。
召喚したのは第695番ダンジョンコアと名乗る金髪ロリ幼女。そしてなんか流れでダンジョンマスターになったけど、あれ、このダンジョン1部屋しかない上に山賊に制圧されてね……?
はたして桂馬はいきなり詰んでるこの状況を覆し、惰眠をむさぼる働かない生活を手に入れることはできるのか?!

ダンジョン運営物語をここまで面白おかしく書いてある小説は他にない。

まず、ダンジョンを運営していく方法が斬新だ。「こんな方法で維持するとは・・・」と感心してしまうことばかり。

どこかで読んだことのあるようなありきたりなものはなく、作者の発想力には舌を巻く。

そして、それをおまけと感じさせてしまうほどこの小説のキャラクターが活き活きとしているのだ。

ここまで登場人物を魅力的にかけている小説は少ない。

かわいいキャラクター、かっこいいキャラクター、面白いキャラクター、とどれも魅力あるキャラクターが勢揃い。

ライトノベルに求めていることを全て満たしてくれている。

 

『絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで』 小説を読もう

第15位:『合わせ月の夜』

ファランドール。 それは空に二つの月が双ぶ異世界。十七歳の少年が迷い込んだ世界の名前。 彼は多くの記憶を失っていた。自分の名前、過去、そして忌まわしい罪さえも。確かな記憶は妹とかわした約束だけだった。少年をファランドールに呼んだのはエルデ・ヴァイスと名乗る「意識」だけの賢者。少年の体を借りてルーンという魔法のようなものを操る事ができた。賢者エルデは少年にエイル・エイミイという名と、ファランドールで生き抜く知恵と知識を与えた。少年エイルは見返りに自分の体を共用する事を承諾する。エルデは自らの肉体を取り戻す為に、エイルは自分があるべき世界に戻る為に、互いに協力する関係になる。

今ではほとんどないに等しい、純粋な意味でのボーイ・ミーツ・ガール系の作品。

かなり昔の小説だが、今ある小説と比べても全く遜色ない。

というのも、この小説の文章が非常に独特だからだ。多少読みにくいところはあるものの、文章に様々な工夫が見られる。

そして驚くべきはそのボリュームだろう。文字数330万文字という、文庫本30冊に匹敵するほどの分量なのだ。

僕が読んだ当時は2番めに文字数が多い小説だった。文字数が多いからといって中身が無いわけではない。

むしろそこら辺にある小説よりも中身がぎっしりと詰まりすぎて、圧倒的なボリュームを前にこちらがたじろいでしまう。

まるでロード・オブ・ザ・リングのようなスケールで繰り広げられる、少年と少女のお話。

出だしは確かにつまらないかもしれない、しかしそれは今後の伏線を張り巡らしている最中なのだ。

ぜひ、第1章だけでも読んでみて欲しい。

 

『合わせ月の夜』 小説を読もう

第14位:『破壊の御子』

現代日本で、ごく普通の高校生でしかなかった木崎蒼馬は、ある日突然、何者かによって異世界に召喚されてしまった。人間が亜人類を征服して虐げているその世界で、蒼馬は自分を助けてくれた獣人たちを救うために、漫画やゲームの知識をもとに人間の国家と戦うことになる。
これは、後世において史上最悪の破壊者にして虐殺者と呼び恐れられる「破壊の御子ソーマ・キサキ」となる少年の物語。

この小説も大きなインパクトを残していった。

主人公の知略を持って虐げられていた亜人を助けていくという、よくあるようなお話に思えるかもしれない。

少年の知略策略によって、敵を翻弄していく様子が面白い。読んでいて感心してしまうような策を使うのだ。

しかし、この小説の本髄はそんなところにあるわけではない。

底知れない恐ろしい物の片鱗をチラチラと見せつけながら、決してその正体を表せない「モノ」がこの小説を常に侵食し続けている。

いくら戦争で勝とうが、その「モノ」のせいで心のそこからそれを喜ぶことができない。

勝利すればするほど、その侵食は大きくなり、喜びよりも不安が大きくなっていく。

この倒錯した形を巧みに描けているのが最大の特徴なのだ。

こんな気持にさせてくれるWeb小説は他にない。そういう点ではオンリーワンな小説だろう。

 

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第13位:『ありふれた職業で世界最強  』

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯の鍛治職だった。最弱の彼は、クラスメイトにより奈落の底に落とされる。必死に生き足掻き、気がつけば世界最強・・・

現在の『小説を読もう』ランキングで、これと同じようなあらすじの小説を多く見かけるはずだ。

当然だ、その流行はこの小説が作ったのだから。

虐げられていた主人公が、死んだほうが良いような体験を引き換えにして最強となる。

この展開がこんなにも胸を熱くさせるんだ!と多くの読者に気付かせた。

かくいう僕も胸熱で夜寝れなかったほどだ。

同じ展開の小説でこれを超えるものは未だにあまりない。原点にして最強なのだ。

 

『ありふれた職業で世界最強』 小説を読もう

第12位:『転生したらスライムだった件』

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!などと言いながらも、日々を楽しくスライムライフ。
出来る事も増えて、下僕も増えて。ゆくゆくは魔王でも目指しちゃおうかな?
そんな、どこかずれた天然主人公の異世界スライムライフです。

魔物に転生してどんどんと強くなる話は人気が高いが、その人気に火をつけたのがこの小説だ。

それだけでなく、王国を運営、ダンジョン運営にまで挑戦した作品でもある。

多彩なジャンルを取り入れつつ、見事に調和させた腕前には舌を巻かざるをえない。

後続の作品に与えた影響は計り知れない。

また、小説としての展開も随一だ。何話も前から伏線を張り巡らせ、僕達を驚かしてくれる。

まさにWeb小説の王道といえる作品だろう。

 

『転生したらスライムだった件』 小説を読もう

第11位:『ラピスの心臓』

狂鬼と呼ばれる凶暴な生き物でひしめき合う、灰色の森で覆われた世界。孤児として独りぼっちで生きる主人公のシュオウは、生まれながらの優れた動体視力を見込まれて、偶然の出会いを果たした凄腕の刺客に拾われる。十二年後、様々な知識や技術を習得したシュオウは、見聞を広めるために旅にでる。才に溢れるシュオウは、様々な出会いや経験を経て、着実に上への階段を昇っていくことになる。天井知らずの立身出世ファンタジーはここから始まる。

世間の常識を知らない主人公がいろいろといい意味でやらかしていく作品。

常識を知らない彼は、出会う人すべてを驚かせ興味を持たれるようになる。

と、簡単な紹介を書くとよくあるような小説に聞こえるかもしれない。

しかし、この小説のすごいところはストーリーではない。

作者の文章力によって、主人公が嫌味にならない程度にかっこ良く描けているのだ。

主人公が無双する話はよく有れども、どれも単に力を振りかざすだけ。そういった主人公をかっこいいと思ったことはない。

この小説の主人公は違う。「かっこいい」と素直にそう思ってしまう。

何が違うのかはよくわからないが、読んでいて明らかに違いを感じる。それも作者の文章力の高さによるものだろう。

そして、思わぬ方向へと話が進んでいくというのも面白さに拍車をかけている。

 

『ラピスの心臓』 小説を読もう

第10位:『ノームの終わりなき洞穴 (Gnome’s Endless Dungeon)』

 地の精霊が作ったと噂される世界屈指の巨大洞窟、ノームズ・エンドレス・ダンジョン。その最奥を見た者は未だおらず、今なお洞窟は複雑に延び続けている。命知らずの冒険者が最後に挑むラストダンジョンとしても有名なこの洞窟。実情はたった一人の錬金術士と意地汚い精霊によって、やむにやまれぬ理由から作られていた。

「あれあれあれ?こんな話だっけー?」と、始終思わせる。

もちろん、いい意味でだ。最初は宝石を探そうと思って穴を掘っていたにも関わらず、いつの間にかダンジョンと認識されて、気がつけば・・・

と、読者と主人公の想像の斜め上を行くような展開が待ち受けている。

そしてそんな予想だにしない展開でも読者に違和感を抱かせないところが本作のすごいところだ。

じわじわと、気付かれない程度に少しづつ伏線が張られており、要所要所でドカーンとそれが回収される。圧巻の一言。

そして主人公の軸がぶれない。最初から最後まで一貫して自分の主張を突き通す様はかっこいいの一言に尽きる。

そんな個性の強い主人公がによって織りなす物語は、それこそ個性の強い作品ともなっている。

しかし、一度気に入ったのなら必ずのめり込むように読んでいることだろう。

 

『ノームの終わりなき洞穴』 小説を読もう

第9位:『聖樹の国の禁呪使い』

 就活に失敗し、大学卒業後も何をするでもなく五年間ずっとひきこもっていた相楽黒彦。そんな黒彦はある台風の日、死に場所を求めてやって来た山の中腹でまばゆい光に身体を包まれ、そのまま意識を失ってしまう。黒彦が目を覚ますと、そこは見知らぬ土地だった。聖なる大樹を信仰しているという見たことも聞いたこともない国……どうやら、異世界に飛ばされてしまったらしい。しかも十代半ばまで若返っている。そんな黒彦は、長きに渡って誰も読むことができなかった『禁呪』の記された呪文書を、なぜかいとも簡単に読み上げることができてしまう。さらにそのことが原因で、国が管理する『聖樹士』を育成する学園へと半ば強制的に入学させられてしまい……。学園でただ一人の『禁呪使い』となった相楽黒彦。彼の新たな人生は、こうして幕を開けた。

古き好きライトノベル。この小説をよんだ第一の感想はそれだった。

「ゼロの使い魔」や「灼眼のシャナ」。そういったラノベと同じような雰囲気を感じる。

主人公には様々な困難が訪れるが、死にものぐるいでそれに立ち向かっていく。

各話の随所に伏線が張り巡らせられており、文章力も高い。

物語の構成も良く出来ているが、それに華を添えるのが個性の強いキャラクターたちだ。

その中でも特に異彩を放っているのキャラクターがいる。主人公が成長した時に殺しにくるというとんでもない奴だ。

しかし、そのキャラクターによって、物語全体にいい意味で緊迫感が生まれ、非常に読み応えのある小説となった。

主人公が様々な困難に立ちはだかって成長していく物語が好きな方ならば、必ずのめり込むように読んでいることだろう。

留まるところを知らない「胸熱展開」をご覧にあれ。

 

『聖樹の国の禁呪使い』 小説を読もう

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第8位:『異世界迷宮の最深部を目指そう』

「異世界に迷い込んだ少年は見覚えのない暗い回廊で目を覚まし、魔物にも人間にも殺されかけてしまう。その後、彼は元の世界へ帰還するために、迷宮の最深部を目指すことになる。優遇されたステータス・スキル・システムを利用し、才能ある仲間たちと共に、世界の真実が待つ『最深部』へ向かって進み続ける――」

物語の起伏をこれほど実感できる小説はほとんどない。

ネタバレになりそうなので余り言いたくはないが、展開のギャップが凄まじいのだ。

平和なほのぼのとした作品かと思いきや、知らず知らずのうちに日常が侵されていき、気が付くと物語の雰囲気がガラッと変わる。

あれ?ほのぼのとした主人公最強モノじゃなかったの?とその落差に思わず両目が飛び出す勢いだ。

もちろんいい意味で落差が大きく、僕達の心に大きな隕石を落とす。

今でもこの小説のタイトルを見るたびに、当時読んだ時に感じたいろいろな感慨が蘇ってくる。

クレーターはまだ残っているのだ。

 

『異世界迷宮の最深部を目指そう』 小説を読もう

第7位:『勇者イサギの魔王譚』

「これからも、俺についてきてくれないか」
――共に歩んだ愛する少女へと告白した瞬間、少年は未来へと飛ばされた。彼を喚んだのは魔族の姫。彼が討ち取った魔王の末裔だった。

「お、お願いします、魔王さま方……
わたしたち魔族を、冒険者の魔の手からお救いくださいませ……!」

滅亡の危機に瀕した魔族を救うため、そして愛する少女と再会するために彼は再び立ち上がる――勇者イサギとしてではなく、魔王候補イサギとして。

勇者なのに魔王譚という矛盾。この小説は結構昔に読んだものなので正直あまりよく覚えていない。

しかし、それでも僕の心を大きく揺さぶっていたということだけは、今でも鮮明に覚えている。

「愛の物語」。ラブコメではなく、ファンタジー作品でこれほど「愛」について繊密な描写をしている作品は他にないだろう。

それも愛は愛でも「悲哀」というところがミソだ。

物語は終盤へと迎えるにつれ、胸がどんどんと締め付けられるような気持ちになる。

「こんなのちっともライトじゃない。心が重たいんだ!」と叫ばずにはいられない。

そう思わせてくれるだけの巧みな文章力を作者は持っているのだ。

果たして何人が涙をこぼさずにエピローグを迎えることができるだろうか。

ネタバレはしたくないが、読み始める前には必ず心の準備をしておいて欲しい。

「今から壮大な愛に満ちた物語が始まるということを」

勇者イサギの魔王譚』 小説を読もう

ちなみに僕は途中で心が折れて読むのをやめた。締め付けに耐え切れなかったヘタレだった。

しかし、時間が取れた時にはぜひもう一度読もうと思っている。

第6位:『その無限の先へ』

いつ、どんな形で死んだのかは分からない。
前世の記憶を抱えたまま転生した先で待っていたのは、ゲーム的なシステムを持ちながら、あまりに現実的で過酷な日常だった。
現代知識も意味を持たず、転生者という立場も有り触れている。生まれた村はすでに限界村落。食べる物も着る服も、将来への希望さえもない。
現実という圧倒的重圧の伸し掛かる日常を前に、ただ生きる為の糧を求め、奴隷同然の日々を過ごす。
かつて過ごした平成日本の記憶も、全て幻だったのではないかと諦めたその時、その街の噂話を耳にした。

そこは、ありとあらゆる願いが叶う街。

そんな胡散臭い噂話に最後の望みを賭け、「せめて人間らしい生活がしたい」と低い志を抱え、少年は迷宮都市へと向かう……。

開いた口がふさがらないとはこのことだろう。

登場人物のキャラクターをここまで魅力あふれるように描写している小説はあまりない。

そりゃあ、登場人物に魅力がある小説は多いかもしれない。しかし、登場する全てのキャラクターを好きになってしまうような小説はなかった。

「彼らは物語の中で生きている」。まさしくこの表現がぴったりだろう。

彼らに何度ハラハラさせられただろうか、何度ワクワクさせられただろうか、何度笑わせられただろうか。

この小説を見かけるたびに、読んだ時の楽しさを思い出す。

辛いことがあっても、この小説を読めば笑顔にさせてくれるだろう。

 

『その無限の先へ』 小説を読もう

第5位:『黒の魔王 』

黒乃真央は悪い目つきを気にする男子高校生。彼女はいないがそれなりに友人にも恵まれ平和な高校生活を謳歌していた。しかしある日突然、何の前触れも無く黒乃は所属する文芸部の部室で謎の頭痛に襲われ気絶。次に目覚めた時には……。

かなり古い作品ではあるが、今でも色褪せないどころか未だに輝きを放っている。

この小説の素晴らしいところはたくさんあるが、何よりも素晴らしいのはストーリー展開だろう。

長編小説ともなると必ずダレてくる部分があるにも関わらず、それが一切ない。

最初から最後まで目を離せないような展開が繰り広げられる。そしてそのストーリーも秀逸だ。

「まさかこんなことになるとは・・・」と毎回予想もしなかった展開へと話が進み、よりこの小説へと引き込まれる。

登場人物をポンポンと出さないことにも好感がもて、いずれの登場人物も丁寧にキャラが立つように描かれているのでより感情移入してしまう。

特に主人公のかっこよさが半端ない。平凡な学生だったはずなのに、物語が進むに連れて成長しカリスマ性が際立ってくる。

典型的なラノベではない、先進的なラノベなのだ。仕事や学業に支障が出るレベルの作品だろう。

 

『黒の魔王』 小説を読もう

第4位:『オーバーロード』

未来に存在するVRMMO『ユグドラシル』のサービス終了の日。最強クラスのギルドの一角である『アインズ・ウール・ゴウン』のギルドマスター『モモンガ』は、メンバーと共に作り上げた居城の玉座に、臣下たるNPCたちにかしずかれながら座っていた。たった1人で、もはやいないかつての仲間達を思いながら。
そしてサービスが終わり強制ログアウトが生じるその瞬間、異変が起こった。ログアウトできず、そして何より話すことの出来ないはずのNPC達がまるで生きているかのように忠誠を示しだしたのだ。さらには外の世界は未知の世界。モモンガは混乱しながらも、絶対者(ギルドマスター)として行動を開始する。

人気になりすぎていまさら説明するまでもないだろう。

書籍化まではするだろうと思っていたが、まさかアニメ化までするとは思いもしなかった。

しかし、同時に納得もしていた。「こんなに面白い小説がアニメ化されないわけがない」と。

『小説を読もう』のダンジョンものの多くから『オーバーロード』の片鱗を見出すことができる。それだけ多くの作品に影響を与えている。

すば抜けて高い文章力によって書かれた、かつてない斬新な物語。

キャラクターの個性が際立っており、それらがうまく作品の内容と結びついている。

魅力的なキャラクターとはまさしく彼らのことをいうのだろう。

そして今まで誰もが思いつきもしなかったようなストーリーによって彼らがより一層輝いている

悪のカリスマとはなんたるかを教えてくれる。

間違いなくWeb小説の歴史に名を残す作品であろう。

 

『オーバーロード:前編』 小説を読もう

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第3位:『心の中の“こころ”』

夢、希望、野望、さまざまな思いを抱いた若者が集うソルミナティ学園。ここに恋人の夢を支えたくて入学した一人の少年がいた。 しかし、思いしかなかった少年の実力は伸びず、周囲からは笑われ、友人もいなくなり、恋人も彼のそばから離れ、彼の歩みは止まった。だが、彼は一人の老婆と出会い、その出会いが少年を徐々に変えていくきっかけとなる。
これは心の歩みを止めた少年の物語です。

僕の好みドンピシャな作品。そのためこんなにも評価が高くなっている。

それを抜きにしても小説として非常にクオリティが高い。

ここまで可哀想な主人公を見たことがない。そして、ここまでひたむきで真面目な主人公も見たことはない。

心の成長という目に見えにくいものを見事に表現できたのも作者の力量によるものだろう。

内気な主人公が自分の欠点を見つけ、それを改善していく。

今まで読んだ小説の中でもっともカタルシスを感じた作品でもある。

少年少女たちの揺れ動く心に密着した小説ではあるが、ファンタジーとしての要素も揃えている。

心躍るようなかっこいい技や設定、そして緻密な戦闘描写。どれをとっても一級品だ。

「僕は今!小説を楽しんでいるんだ!」とまさしくそう思える作品。

 

『心の中の“こころ”』 小説を読もう

第2位:『未来の君に、さよなら』

卒業後の望まぬ未来を変えるため、全力で駆け抜けた高校三年間の物語。

第一学年・春は〈出会い〉と〈宝探し〉の物語です。
第一学年・夏は〈再生〉と〈ロックバンド〉の物語です。
第一学年・秋は〈失恋〉と〈探偵〉の物語です。
第一学年・冬は〈試練〉と〈スーパーマーケット〉の物語です。

『小説を読もう』のラブコメの頂点。それがこの作品だ。

大学院試の1週間前というやばい時期に読み始めせいで、結局院試まで勉強に集中できなくなってしまった。

あらすじだけを見ると、なんとつまらなさそうな小説だろうか思ってしまうが、騙されてはいけない。

この小説ほど人物描写に優れており、感情描写に優れており、言い回しに優れており、ストーリー展開に優れているラブコメは他にない。

どうしてこんなにも魅力あふれる登場人物が描けるのか、どうしてこんなにも僕達を驚かすような展開を思いつくのか、

どうしてこんなにも胸に響くような言葉が使えるのだろうか、どうしてこんなにもこの作品を好きになってしまうのか。

溢れ出る気持ちを抑えきれずに、6年間小説を読んできて初めて感想を投稿したほどだ。

今まで読んだWeb小説で文章力が一番高い小説を挙げろと言われれば間違いなくこの作品を挙げる。他の小説とはまさしく次元が違う。

正直この小説を1位にしても良かったのだが、さすがに知名度的な関係で2位した。しかし、1位と比べても全く遜色はない。

ラブコメは苦手としている人でも是非オススメしたい。単なるラブコメではここまで胸に響かない。

少年少女たちの葛藤と青春。そういったメッセージも込められている。

 

『未来の君に、さよなら』 小説を読もう

第1位:『Re:ゼロから始める異世界生活』

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放り込まれた異世界で必死こいて生き抜く。彼に与えられたたった一個の祝福は、『死んだら巻き戻ります』という痛みを伴う『死に戻り』のみ! 頼れるもののいない異世界で、いったい彼は何度死に、なにを掴み取るのか。  ※血も死体も出る予定ですが、そんな派手なことにはなりません。

「そんな派手なことにはなりません?」それは嘘だ!

この小説ほど派手な展開を迎えるものはない。

話の展開は僕達が及びもつかないほど大きく膨らんだかと思いきや、僕達が最も望んでいない方向へとつき進んでいく。

ここまで主人公に壮絶な道を歩ませるのかと唖然としてしまうほど、苛烈なストーリー展開なのだ。

もはやそれは読み続けるのを辛いと感じるレベルだが、それでも読み続けざるを得ないほど引きこまれてしまう。

楽しさを感じさせてくれる小説は数あれど、辛さを感じさせる小説は余りない。

というのも、それだけ書くのが難しいからに他ならない。さじ加減を一つ間違えればくだらない小説となるからだ。

このレベルにもなるともはや一種の才能だ。こんなレベルの小説はそうそうお目にかかれない。

Web小説のみならず、ライトノベル含め今まで僕が読んできた小説の中で最も大きなインパクトを受けた作品でもある。

主人公の性格を受け付けない人はいるかもしれない。僕も最初はそうだった。

しかし、読み進めるればいつの間にか主人公に感情移入してしまっているだろう。

誰にも真似させないというより、誰にも真似できない。そういう次元にある小説だ。

この小説を読む前はしっかりと心の準備と時間の準備が必要だ。さもなくば読んだことを後悔することになる。

アニメ化されるにあたってレビュー記事を書いた。ぜひそちらも参考にしてほしい。

祝アニメ化!「Re:ゼロから始める異世界生活」の魅力を猛プッシュ

 

『Re:ゼロから始める異世界生活』 小説を読もう

まとめ

思った以上に長くなってしまいました。

どうでしたか?みなさんの好きな作品はランクインしていましたか?

こうやって並べてみると、6年間の歳月が蘇ってくるようです。

以前まではラノベのほうが好きだったのですが、今ではWeb小説のほうがより好きですね。

現在のWeb小説はラノベに一歩も引けを取りません。

むしろ、そこら辺のラノベを超越しているものもたくさんあります。

今回のランキングで紹介した小説はどれもラノベに引けをとらない小説だと自負しています。

特に上位5位の小説はラノベでさえめったに見かけないほどの素晴らしい小説でしょう。

無料で読める上に、ラノベ以上のエンターテイメント性をもたらしてくれる。

Web小説の人気は今後もますます昇っていくはずです。

ちなみにBEST36という中途半端な数は、途中で力尽きたからです。

今後も面白い小説を見つけるたびにどんどん追加していこうと思っていますので、よろしくお願いします。

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XZ

XZ

ゲームとWeb小説が何よりも好き。自分の趣味を共有、共感できたらと思いブログをはじめた。

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