好きなことを好きでいられるためには努力が必要
突然ですが、好きなことは好きでいるのが当然だと思っていませんか?
みなさんは次のような経験をしたことがありますでしょうか。
好きな曲をループさせてずっと聞いていると、ある時に飽きてしまい好きでなくなる。
ゲームが大好きでたくさん遊んでいた時もあったが、最近はどのゲームを見てもぱっとせずに遊ぶ気すら起きない。などなど。
こういったように、好きだったはずなのに、気が付けばそうでなくなった経験。
そう、実は好きなことをずっと好きでいられるのはあまりありません。
今回の記事では、その原因に着目し、好きなことを好きでい続けられるための心構えについて考えてみようと思います。
昔はあんなに好きだったのに…と思いを馳せながら続きを読んでみてください。
好きなことは続かない
残念ながら、上で説明したように好きなことは基本的に続きません。
どんなに好きだったとしても、時間が経つごとに好きだった気持ちが薄れてきます。
「昔は好きだったのに、最近はそうでもないな」という経験をしたことがある人は多いでしょう。
それはなぜだろう?単に飽きてしまったから?
実はそんな単純な問題ではありません。それ以上に大きな問題、壁が立ちはだかっているのです。
まずはこれに気づくことが、好きで居続けるための第一歩です。
好きなことが減っていく
每日、毎週、毎月、間隔は人それぞれですが、時間の許す限り好きなことをしようと思うはずです。
ゲームが好きな方は、、何本、何十本、もしくはそれ以上にいろいろなゲームをするでしょうし、小説が好きな方も同様に、何百冊もの本を読むでしょう。
好きなことが楽しいと思うのは、自分が体験したことのない刺激を与えてくれるからです。
僕たちはそういった刺激を求めて好きなことをひたすらやり続けているのではないでしょうか。
始めた当初はいろんなことが新鮮に見え、刺激に溢れているはずです。
しかし、好きなことをすればするほど自分が体験したことのないことが減っていきます。
「このゲーム、あのゲームと似ているな」とか、「この小説の展開、どこかで読んだことがあるぞ」とか、そういったことを感じるようになるわけです。
そもそも創作物は、過去作からインスパイアされて登場したものがほとんどであるため、後に続く作品はどうしても似通ったものになりがちなのです。
つまり、経験・体験すればするほど、未知なる刺激との出会いが少なくなってしまう。
昔はあれもこれもおもしろいと感じていた事柄も、2度目となるとおもしろさも半減してしまう。3度目ならなおさらだ。
いつの日か、ほとんど全てを体験した日にはこう思うようになるわけです。
「最近は○○をしてもおもしろくなくなったな」と。
好きなことを好きでいるために
つまり、好きなことは普通に続けているだけでは時間が立つごとに、経験が増えるごとに好きでなくなってしまうわけです。
しかし、好きなことが好きでなくなってしまうのは悲しいことですよね。
自分が何よりも大切にしていたものがなくなってしまう喪失感。
10年ほど前に読んだ本で、未だに記憶に残り続けている言葉があります。
今では本のタイトルどころか、どのような内容だったのかさえ思い出せないにも関わらず、その言葉だけは未だに鮮明に覚えています。
その言葉とは、「好きなことは、好きでいられるように努力をしなさい」というものでした。
当時この言葉の意味をよくわかっていませんでしたが、最近になってやっと実感するようになりました。
「ああ、そういうことだったんだな」と。
好きでいられるのが当たり前というわけではないのです。
好きならば、好きでいられるように努力すべきなのです。
好きでいるための努力
では、実際にどのように努力すべきなんでしょう。
あいにく、僕が読んだ本にはそういったことまで書かれてませんでした。
そこで、僕が思う、好きでいるための努力について述べてみよう思います。
まず、好きなことをずっと好きでいられるわけではないことを知ることが重要です。
それを知った上で、自分がそれを好きでいられるためにはどうするべきかを考えるのです。
例えば、僕はゲームや小説が好きなわけですが、遊んで読んで自分が感じたこと文章に残すことで、より刺激を強く残すようにしています。
そう、実は今書いているこのブログも、好きなことをより好きでいるための一貫なのです。
ただ、みなさんにもブログを書くように勧めているわけではなく、人それぞれやり方があるはずです。
「こうすることで、もっと好きになれる!」ということをいろいろと考え、試してみて、自分に合うものを探しましょう。
それを見つけることが好きで居続けるために大切だというわけです。
当然、そんな簡単なことではありません。しかし、それを含めて好きでいられるための努力の一つというわけです。
まとめ
どんなことでも飽きてしまう。だから好きじゃなくなるのも仕方がない。
そういう考え方もできますが、それって趣味が一つ減ってしまう寂しい考え方だと思うわけです。
そこで、この記事を通して、少しでも自分の好きなことをもっと好きになって貰えればと思います。
好きなことが多ければ多いほど、それだけ每日の生活が楽しくなるわけですしね。

XZ

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