ぼくのあしあと

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一生遊べるゲームたち~『ローグライク(Roguelike)ゲーム』のすすめ

      2015/12/21

roguelike07

引用:imgur

ローグライクゲームというジャンルをご存知だろうか。

おそらく、「どこかで耳にしたことがある」という人ならば少なく無いだろう。

一昔前は知る人ぞ知るというほど知名度が低かったのだが、最近はソーシャルゲームでもローグライクゲームを売りにしたものが増えてきた。

しかし、今回僕が紹介したいローグライクゲームは元祖ローグライクゲームの方だ。知っている方はおそらくあまりいない。

見栄えのグラフィカルな画面があるわけではなく、見た目も操作方法もとっつきにくいので敬遠されがちだが、元祖ローグライクゲームだからこそある魅力というものがある。

ゲームが好きで好きで仕方ない人にだからこそ、おすすめしたい。

元祖ローグライクゲームとは

どうして元祖と付いているのかといえば、現在使われているローグライクゲームというジャンルと、昔からあったローグライクゲームでは似ても似つかいないほど大きな隔たりができてしまったからだ。

現在のローグライクゲーム

現在のローグライクゲームで有名なものといえば、「トルネコの大冒険」、「風来のシレン」、最近のソシャゲだと「ドラゴンファング」「ブレイブリーゲート」が挙げられる。

それらはどれもグラフィカルであり、操作方法も単純だ。

可愛らしい、かっこいいモンスターのグラフィックがふんだんに使われていおり、基本的に上下左右への移動方法さえ覚えれば遊べることができる。

『ブレイブリーゲート』グラフィカル、単純な操作方法

『ブレイブリーゲート』グラフィカル、単純な操作方法

元祖ローグライクゲーム

一方、元祖ローグライクゲームではグラフィカルどころか画像さえなく、とっつきにくいインターフェースと、それだけ聞くと全く遊ぶ気さえ起きない。

多少は色が付いているものの、モンスターや自分のキャラクターは全て文字で表され、覚えなければならない操作方法も複数ある。

一見するだけでもとっつきにくいだろう。

「NetHack」全てが文字で表される

『NetHack』全てが文字で表される CC BY NetHack Wiki

上の画像で、川が流れていることはわかるかもしれないが、自分のキャラクターがどこにいるかさえわからないだろう。

このように、元祖ローグライクゲームはグラフィックが一切なく、全てが文字で表されている。

それぞれの比較

単純に2つを比較すれば、現在のローグライクゲームのほうが100万倍面白そうに見えるだろう。

誰が好き好んで地味で面白くなさそうに見えるゲームを遊ぶというのか。

しかし、元祖ローグライクゲームは今でも新しい物がリリースされており、遊んでいる人も少なくない。

それはそれだけの魅力があるということにほかならない。

その魅力はグラフィカルなゲームや取っ付き易いゲームでは決して実現することができない魅力であり、その魅力がために多くの人が未だに元祖ローグライクゲームを好んでプレイする。

この記事では元祖ローグライクゲームだからこそ実現できた魅力についてたっぷりと紹介していきたい。

※今後、元祖ローグライクゲームを本来の表記にしたがてってRoguelikeゲームと表記する。

Roguelikeゲームの魅力、特徴

グラフィックに縛られないため、好きなだけ要素を追加できる

グラフィカルなゲームは確かに見栄えがよい。しかし、その見栄えのおかげで多くの要素が制限されていることに気付いているだろうか。

例えば、皆さんがよく遊んでいるRPGゲームではいろいろなモンスターが出現するだろう。

ゲームを制作する側からすれば新しいモンスターを追加するたびに、そのモンスターのグラフィックまで用意し無くてはならない。

グラフィックが増えれば増えるほど、コストも増えるし容量も大きくなっていく。

そのためコストや容量の面から、どうしてもモンスターの数が制限されてしまう。

アイテムなどについても同様に制限されている。

つまり、なんらかの新しい要素を追加すたびにそれのグラフィックまで用意し無くてはならないため、どうしても限度があるのだ。

しかし、Roguelikeゲームではそんなことはない。画像がないので追加したいだけ追加できる。そこに制限は一切ない。

例えば、Minecraftの元ネタとなった「Dwarf Fortress」というRoguelikeゲームがあるが、このゲームは世界シミュレーターと言われるほど世界をリアルに創造している。

そのゲームでは、大陸、生き物、街、住んでいる人、歴史まで全てを創造する。

例えば木の種類だけで、「りんごの木」「バナナの木」と言った有名なものから「クワイノキ」「カシュー」という聞いたことがない木まで、地球に存在する多くの木を再現している。

それらにはきちんとデータが与えられており、「木の高さや密度」「植生」「花や葉っぱ、木の実」等の細かいところまで設定されている。

更にMODを入れることで「500種類を超える建物」「1300種類を超える生き物」「1000を超える植物や鉱物」といったように好きなだけ要素を追加できるのだ。

「Dwarf Fortress」世界創造

「Dwarf Fortress」世界創造 CC BY Dwarf Fortress Wiki

グラフィカルなゲームだとそれら全てに画像を用意し無くてはならないが、Roguelikeゲームだと必要ない。

好きなモノを好きなだけ詰め込めるため、リアルさをとことん追求できるし、やり込みも半端ない

やりたいこと全てができる

例えばRPGのダンジョン探索でこう思ったことはないだろうか?

「この扉を閉めることで怖いモンスターを閉じ込めたい」「この武器をモンスターに投げて攻撃したい」「鍵が閉まっているドアを蹴り開けたい」「混乱のポーションを相手に投げたい」などと。

Roguelikeゲームなら全てできる。操作方法が難しいのは、そういった要素を全て操作方法に入れているからだ。

普通のRPGでは扉の開け閉めなどできないだろう、ポーションや武器を投げることもできないだろう。

先ほどの紹介したDwarfFortressなどでは、モンスターの倒し方でさえ無限の方法がある。

「吊橋で相手を潰す」「落とし穴に落とす」「水で溺れさせる」

どれも普通のゲームではできないことばかりだ。

「Dwarf Fortress」トラップデザイン案

「Dwarf Fortress」トラップデザイン 引用:DF: Trap and Execution designs?

できることが増えれば増えるほど、ゲームとしての奥深さが増していく。より戦略性が増していく。

リアルさへのこだわりが半端ない

Roguelikeゲームはやりたいことが全てできるため、当然リアルさもとことん追求されている。

ゲームによってどのようにリアルなのかも異なるが、ここでは「CataClysm:DDA」というゲームを例に出そう。

このゲームはゾンビに支配された街から生き残るというゲームで、これと同じようなゲームはたくさんある。

しかし、このRoguelikeゲームであるこのゲームほどいろいろな事ができるゲームはない。どういったことが起こるのかを紹介することで、このゲームのリアルさを体感してもらいたい。

「寒くて眠れない」「窓を割って部屋に入る」「食料が腐る」「寒くて風を引いてしまう」「ゾンビに服を破かれた」「バッテリー上がっててエンジンが掛からない」「暗くて本が読めない」「寒さで頭が働かない」「足を噛まれて走れない」「食中毒にかかった」

上で上げたものはほんの一部でしかない。およそ思いつく限り全ての出来事が起こるといってもよい。

このように、Roguelikeゲームはとてもリアルなのだ。

『cataclysm dda』ステータスだけでこんなに項目が 引用:CataClysm:DDA 日本語Wiki

ランダム性による、作られない面白さ

普通のゲームだと、シナリオがきちんと準備されており、それにそってゲームが進行する。

だからこそ1度でもクリアしてしまうとあらすじがわかってしまって楽しさが半減してしまう。

Roguelikeゲームでは遊ぶたびに全てがランダム生成される。マップから出現するモンスター、手に入れるアイテム全てだ。

ランダムだからこそ、普通のゲームでは思いもよらないことが起こることもある。

例えば、ゲーム開始早々ゾンビに囲まれることもあるかもしれない。最初に食べた食べものが腐っていて食中毒で死んでしまう。

逆に、序盤からかなり強いアイテムをゲットしたり、運良く多くの食料をゲットするかもしれない。

遊ぶたびに変化するシナリオ、毎回思いもよらぬ体験がある。それもRoguelikeゲームの魅力だ。

ロールプレイがはかどる

リアルであるおかげで、ロールプレイがはかどるのだ。

ゲームをプレイしているという実感以上に、自分が実際にその世界で行動しているかのように振る舞える

「僕だったらこうするだろう」と思いつくこと全てができるのだから、より臨場感がますというものだ。

グラフィックが無い分が、想像力でカバーすれば良い。

不自然さの残る3Dグラフィックスよりも、想像のほうが矛盾がない分ロールプレイが更にはかどる。

実際そうやって遊んでいる人がたくさんいる。

RoguelikeゲームのWikiでも必ずリプレイという項目があり、そこには様々な人がロールプレイした様子が投稿されている。

Roguelikeゲームのすすめ

確かにRoguelikeゲームは非常にとっつきにくい。

しかし、一度でも操作方法を覚えれば他のゲームとは比較にならないほどハマることができるだろう。

日本語Wikiが充実しているRoguelikeゲームも多く、焦らずゆっくりと操作方法を覚えていけばいい。

遊んでいくうちに覚えていくのがRoguelikeゲームなのだから。

時には理不尽に死んでしまうかもしれない。しかしそれはそれで経験となるし良い思い出ともなる。

グラフィックに関しても有志によって、多少は見栄えが良くなっている。

『Dwarf Fortress』有志によるグラフィック

『Dwarf Fortress』有志によるグラフィック 引用:Stonsense

上の画像ならば普通に面白そうと思えるはずだ。

英語が苦手という方は、日本語されているRoguelikeゲームもたくさんあるのでそれらを遊べば良い。

Roguelikeゲームほどやりこみができるゲームはない。

 

一生遊びたいゲームを探している方へ、

ゲームに対して相当なこだわりを抱いている方へ、

人生はゲームだ!という方へ、

ゲームを愛する全ての方へ、

Roguelikeゲームをおすすめする。

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XZ

ゲームとWeb小説が何よりも好き。自分の趣味を共有、共感できたらと思いブログをはじめた。

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