世界で最も人気なカードゲーム「Hearthstone (ハースストーン)」をプレイして~評価・レビューと感想
2015/11/28
ー「世界で最も遊ばれているカードゲームーHearthstone」
今日紹介するのは世界でも最も人気のあるカードゲームである、「Hearthstone(ハースストーン)」です。
洋ゲーに詳しい方など、もうすでに知っている方もたくさんいると思いますが、今日日本語に対応された記念に紹介してみようと思います。
長い間待ってましたが、ついに日本語化されてましたね。今日という日を待ちわびた方はきっとたくさんいるでしょう。
ちなみに、PC版もありますが、今日紹介するのはスマホ版です。
PC版もスマホ版もアカウント連動してあり、内容も同じなので遊びやすいほうで遊びましょう。
目次
「ハースストーン」のゲーム紹介
「Hearthstone」は「Diablo」や「War of Warcraft」などで有名な世界的企業であるBlizzard社によるカードゲームです。
カードゲームといえば、遊戯王やマジック:ザ・ギャザリングも有名ですが、「Hearthstone」はネット上で遊ぶことをメインにして作られています。
カードゲームをよく知らない人でも簡単に覚えられる単純なルールでありながら、奥が深いため、たくさんのプロゲーマーもこのゲームを遊んでいます。
また、毎年世界大会が開かれており、そこで優勝すれば賞金を手に入れることができるので、やりがいのあるカードゲームでもあります。

世界大会への道
「ハースストーン」ならではの魅力
ここでは「Hearthstone」が一般的なソシャゲーと比較して、異なる点やより魅力的な特徴を紹介していこうと思います。
「ハースストーン」はソシャゲではない
まず、一番最初に言いたいのは「Hearthstone」はソシャゲではないということだ。
ここでいうソシャゲとは、スマホでよくリリースされているような、課金を主体としたゲームのことだ。
ソシャゲ3大要素である、スタミナ、ガチャ、そして強化は当然このゲームにはない。
スタミナがないので遊び放題、カードパックはあるけれどガチャとは異なり良心的、そしてめんどくさい強化要素なども当然ない。
そもそも、本来PCゲームだったものを移植したもののため、ソシャゲとは全く異なる作りとなっている。
ストーリーモードはストーリーパックを購入することでプレイでき、対戦や練習は無料で好きなだけプレイできる。

対戦も練習もスタミナがないので遊び放題
単純だが本格的なカードゲーム
「Hearthstone」のルールは非常にシンプルだ。相手のHPを0にしたほうが勝ちだ。
しかし、それ以上にカードの効果があまり複雑でないのがうれしい。ほかのカードゲームだと、モンスターの効果が小さな文字でびっしりと書かれていることが多いが、「Hearthstone」ではそんなカードはない。
ほとんどのカードは効果が2,3行以内に書かれており、初めて見るカードでもすぐに使い方がわかる。
だからと言って、ゲームそのものが単純というわけではない。ゲームはすごく奥深いのだ。強化がメインであるソシャゲーのカードガチャとは作りが違う。
無課金でもカードの組み合わせ次第で課金者に勝てる。だからロマンがあるのだ。
単純なルールでありながら、奥深いゲームであるとうのが、「Hearthstone」が世界1のカードゲームになれた所以だろう。

戦闘画面
個性あるヒーロー達
「Hearthstone」ではよくあるカードゲームとは違い、ヒーローを一人選んでデッキを組むことになる。ヒーローによって組めるカードの種類が異なり、趣向も異なる。
例えば、メイジというヒーローを選んだ場合、呪文系に特化したカードをデッキに加えることができ、またメイジのカードはダメージを与えるものが多い。
一方、プリーストというヒーローを選んだ場合、回復に特化したカードをデッキに加えることができ、カードは回復を行うものが多い。
また、ヒーローによって特殊能力もあり、1ターンに1回だけコストを支払えば技を使うことも可能だ。
メイジだと、任意の相手に1ダメージ与えることができ、プリーストだと任意の相手に2回復させるといった効果がある。
ヒーローはデッキを組む時にどのヒーローを使うかを選択するので、デッキごとに様々なヒーローが楽しめる。
このようにヒーローによって戦略やカードの組み合わせがガラッと変わるのが「Hearthstone」の特徴だ。

個性豊かなヒーロー達
様々なゲームモード
「Hearthstone」は様々なゲームモードを備えている。

ゲームモード
まず、ソロ・アドベンチャーには自分が組んだデッキを確認するための練習モードがある。練習モードは2つの難易度が選べ、好きなヒーローを相手に練習ができる。
ほかにもストーリーモードもあるが、これを遊ぶには課金が必要だ。
次にオンライン対戦モードだが、これはノーマル対戦とランク対戦の2種類がある。
ランク対戦では、ランクポイントをかけて対戦を行う。このランクポイントが自分の強さの指標となり、高ければ高いほど強いということだ。

オンライン対戦!
基本的に自分のランクポイントをどこまで上げられるかを競い合うのが「Hearthstone」の醍醐味だ。
最後に日本語化される前まではアリーナと呼ばれていた闘技場だ。これが非常に面白い。
闘技場では全種類のカードからデッキを組んで、4敗する前に何勝できるかを競うところだ。

闘技場では持ってないカードも使える
自分の持っていないカードも使えるため、なかなか楽しいデッキが組めることもある。
闘技場に入場するにはコインが必要となる。コインは課金することで手に入るものだが、日々発行されるクエストを達成することでも得ることができるので良心的だ。
また、闘技場での勝ち数が多ければ多いほど最後の景品がいいものになる。確か6勝もすれば参加に必要なコインとカードパックが得られるので、腕に自信がある人ならば無課金でも一生遊べるぞ。

3勝4敗で景品3つだった
最後に酒場の喧嘩というモードもある。
これはイベントみたいなもので、縛りプレイでデッキを組んで戦うモードだ。毎週異なるルールが発表されるので気分転換に遊ぶにはちょうどいいだろう。
最初の1勝ではカードパックが無料で貰えるぞ。とりあえず、各週に1回は参加して勝とう。
無課金でもカードを揃えられる!
「Hearthstone」は無課金でも強くなれるのがうれしい。
毎日クエストをコツコツと消費し、貯めたコインを闘技場に使う。
闘技場の報酬でコインとカードパックを手に入れる。これを繰り返すことでいつしかカードもたまり、いつかコンプリートできる日も来るだろう。
ただ、このゲームはカードがそろえば強いわけではなく、シナジーといったカードの組み合わせのほうが大事だ。
なので、カードがあまりなくても強いデッキは作れる。
それにしても闘技場のシステムはほんとによくできている。実力さえあれば無課金でも何度も参加できるのは非常にうれしい。

カードパック開封
不必要なカードを分解して、ほしいカードに交換できる
「Hearthstone」ではいらなくなったカードを分解することで、ポイントがたまる。
このポイントを使うことで好きなカードに交換できるのだ。
もちろん、レアなカードとなればそれだけ多くのポイントが必要となるが、使わないカードでも役に立つのはうれしい。
「ハースストーン」の気になる点
どんなものにも必ず良い点があれば悪い点もある。よくできたゲームだって例外じゃない。
ハースストーンの気になる点は1点だけだ。しかし、その1点が非常に大きい。
それは、初心者がなかなかデイリークエストを達成できない点だ。デイリークエストは指定されたヒーローで3勝するものが多いが、これは対人戦でなければならない。
しかし、新しく始めたばかりの僕たちが以前から遊んでいた人たちに勝てるわけがない。いくらカードゲームは戦略性が大事といえども、持っているカード差が大きすぎるのだ。
相手がポンポンとレジェンダリーカードを出してくるのにこっちはレアカードすらあまり持っていないのだ。勝てるわけがない。
システム上、負け続ければレートが下がって相手も弱くなるらしいが、全くそんなことはなかった。
僕はノーマルで20連敗しても同じようなカードを持った相手に出くわすことはなかった。連敗の勢いでゲームをアンインストールしてしまった。
おそらく、新しく始める人が少なすぎるのだろう。勝てないのでデイリークエストも達成できない。当然コインももらえない。
ある程度の初期投資として課金するつもりがある人以外には厳しいゲームなのかもしれない。
※2015/11/08 追記
ハースストーンのシステムの良いところと、独自のオリジナル要素を混ぜ合わせた新しいタイプのカードゲームがリリースされました。
リリースされたばかりなのでそんなに強い人もいません。何よりハースストーンよりも無課金にやさしい作りです。
カードゲームとRPGの融合「メーヴェンフォール」をプレイして~評価・レビューと感想
まとめ
日本語版がリリースされたことでますます日本人のプレイ人口が増えるるでしょう。
この世界1のカードゲームが日本でどれほどの人気になるかが非常に楽しみです。
プレイ人口が増えれば増えるほど、強い人も多くなるわけですから、世界大会で日本人が優勝する確率も上がります。
いつの日か、日本人が世界大会で優勝できるといいですね。

XZ

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