SFゲーム史に残る神ゲー「Elite:Dangerous」をプレイして、評価・感想と序盤のアドバイス
2015/12/14
ー「この広大な宇宙を、自由に探索してみたくはないかい?」
さて、このブログでの初のPCゲーム紹介になります。
今まではWeb小説とスマホゲームの紹介ばかりしていましたが、実はPCゲームも大好きなんです。
特に海外サイトのsteamゲームを良くプレイしていまして、セール情報をチェックするのが日課となっているほどです。
steam以外にも「sim city」や「Dragon age」で有名なoriginのゲームも好きですし、とりあえずPCゲームはみんな好きですね。
今回紹介するゲームはつい先日セールをしていました、「Elite:Dangerous(エリートデンジャラス)」というゲームになります。
さすが洋ゲーというべきでしょうか、クオリティがかなり高く、SFコンバットシミュレーションゲームとしては最高峰のものだと思います。
しかし、日本人には馴染みが無いので、ゲームの紹介も兼ねてレビューしていこうと思います。

ようこそElite:Dangerousへ

宇宙ステーション
目次
「Elite:Dangerous」ってどんなゲーム?
Elite:Dangerousは、宇宙船に乗って自由気ままに生きていくオープンワールド系のゲーム。
プレイヤーは考えうる限り、好きなようにロールプレイすることができ、以下、ロールプレイの一例を紹介すると、
星々を飛び回って、自分ならではの交易路を探す貿易王。
依頼された密輸品を禁止されている区域に届ける密輸業者。
惑星などでレアな鉱石を求めて採取する採掘家。
指定されたターゲットを暗殺する暗殺者。
貿易をしている船を襲って、星系警察から追われる海賊。
といったように、自分の判断で自分のあるべき姿を決めることができる。もちろん複数のロールを同時にプレイすることも可能だ。
MMOゲームでもあるので、他の海賊プレイヤーに襲われることもあるし、逆に協力することもできる。
英語のゲームだが、英語を読まなければ場面はほとんどない。基本的にどこに何があるかさえわかれば、あとは英語を読まずとも数字だけをみればプレイできる。
また、日本語Wikiも充実してるので、英語だからといってやらないのは非常にもったいない。

クエストを受注。報酬金額さえわかれば良い
※2015/11/09追記
「Elite:Dangerous」と同じようなSFオープンワールド系ゲームである「Star Citizen」のテスト版が最近リリースされた。
「Star Citizen」では架空の銀河系を舞台に、宇宙船内を移動したり惑星に降り立ってエイリアンと戦うこともできるゲームだ。
紹介記事も書いたので興味ある方はこちらとも比較してほしい。
【次世代スペースシム】かつてないシステムとボリュームに刮目せよ~「Star Citizen」を紹介
「Elite:Dangerous」が神ゲーたる所以
僕があるゲームを神ゲーと呼ぶときは、基本的にそのゲームがゲーム界に大きな影響を与え、後に生まれるゲームの指針などになったゲームの時だけです。
「Elite:Dangerous」の初代である「Elite」というゲームはスペースコンバットシミュレーションゲームの礎を築きました。
その「Elite」に新たな要素と3Dグラフィックを追加してリリースされた正当な後継作が「Elite:Dangerous」になります。
以下では、「Elite:Dangerous」の特徴を細かく見ていきます。
綺麗な3Dグラフィックによって描かれるリアルな宇宙
本作では私達が住んでいる銀河系をほぼリアルに再現している。実際に登場している銀河系のうちの16万個は今我々が住んでいる世界のものを同一のものだ。
もちろん、夏の大三角で有名な「ベガ」、「アルタイル」、「ベネブ」もあるし、北斗七星も当然のようにある。
さらに我々はそれらの星に宇宙船で実際に訪れることだってできるのだ。

ある星系内にあるたくさんの惑星

そのような星系がたくさん

それら星系が集まって銀河ができる
それぞれの星は現実に即した色があり、例えば恒星といっても青白い星もあるし、太陽みたいに真っ赤な星もあるわけだ。このゲームはその色も正確に反映している。
惑星が公転、自転していることはもちろんのこと、恒星との位置によって影もできるので、月の満ちかけのような出来事がそこら中の惑星で起こっている。
宇宙を旅しながら見るそれらは本当にきれいだ。

赤い恒星を発見

目的地までの途中にあった惑星
プレイヤーの行動すべてが何かしら影響を与えるという臨場感
プレイヤーの行動はすべて何かしらの影響を与える。例えば、地域警察によって発行されたクエストを達成すると、地域警察からの評価が上がると同時に、その惑星の治安度も上がる。
同様に、マフィア等による密輸クエストを達成すれば、治安が悪くなると同時にマフィアの影響力も増していく。
ある一定以上の影響力を与えると、場所によっては紛争が起こったり、また経済発展を遂げることもある。
紛争はある勢力に入って参加することで、その勢力を助けることも可能だ。特定の勢力と仲良くなれば、報酬の良いクエストを受けれたりといろいろとサービスがある。
これ以外にも、幾つかの星系に渡って広がる勢力もあり、あなたはいずれかの勢力に属すことで彼らの力になることもできるし、勢力にとらわれることなく、自分の好きなように生きることも当然できる。

ある勢力図。左にある人物がその勢力のリーダー
需要と供給によって刻一刻と変動する経済システム
このゲームは貿易もメインな遊び方となっているため、当然経済システムにも力が入っている。
それぞれの宇宙ステーションでは得意な産業が決まっており、その産業によってその宇宙ステーションの需要量と供給量が決まる。
例えば、工業が得意な宇宙ステーションでは、金属製品の需要が高くなり、機械の供給が高くなる。
また、需要があったものでも貿易などでそれを満たすと需要がどんどん下がり、価格も下がっていく。つまり、美味しい交易路を1つ見つかったからといって、永遠にそれが使えるわけではないのだ。
経済相場が常に変動しているという意味でも非常にリアルである。

物価の販売ボード
多種多様な宇宙船と自機のカスタマイズ
このゲームはたくさんの宇宙船が登場するが、大雑把に分けて3種類存在する。
運べる荷物の量が少ない戦闘機と、戦闘力があまりない貨物船と、それらの間をとった宇宙船である。

多種多様な宇宙船
さらに自分の船に武装を好きなようにカスタマイズできる。
例えば、装甲をもっと厚くすることはもちろん、エンジンをもっと良い物にしたり、ワープの距離を伸ばす装置をアップグレードしたり、貨物庫をもっと増やしたりとその項目は多岐に渡る。
もちろん、武器も沢山の種類があり、それらもカスタマイズし放題だ。
中にはそれだけで中堅の宇宙船が帰るだけの値段がする装備もある。

宇宙船のカスタマイズ。もちろん外観も変わる
迫力満点のスペースコンバット
何よりも外せないのは戦闘であろう。本作では360度全方位を用いた戦闘が楽しめる。1体1から多人数対多人数、果てにはたくさんの海賊から攻撃されることだってあるだろう。
カスタマイズした武装が活かされるのはこの場面をもって他にない。

戦闘画面

敵を落とした時の爽快感
定期的に行われるイベント
本作では定期的にイベントが行われ、そのイベントでの貢献度によってお金を手に入れたり影響力を与えたりとできます。
イベントも鉱石を集めてくるものから大規模な勢力間戦争まで様々な物があります。
序盤のアドバイス
ゲームをインストールし終わったら、最初はチュートリアルをしましょう。
といっても、たくさんあるので、以下の2つだけで大丈夫です。
- DOCKING TRANING: DOCKING (ステーションへのドッキング)
- TRAVEL TRAINING: TRAVEL (FSDを利用しての航行)
英語での説明ですが、基本的に言われたとおりにボタンを押していけばOKです。もしわからなければこのサイトで手順がわかります。
チュートリアルが終われば早速ゲーム開始です。ゲーム開始時はSidewinderという、戦闘力もなく、貨物も運べない船がもらえます。
最初はこの船を使ってクエストでお金をためます。クエストの受け方はこのサイトを参考に。
おすすめのクエストは配達クエスト、もしくは密輸クエストです。これらのクエストはこのサイトを参考に探しましょう。
密輸クエストは星系警察にバレれば罰金を課されるのですが、それでもバレることはめったになく、報酬がすごく美味しいです。
しばらくはこれでお金を40万ほどまでためましょう。
40万貯まればCobra Mk.IIIという多目的宇宙船が買えます。この宇宙船は貨物量もそこそこあり、戦闘力もそこそこあるので、どんなことをするにもある程度使えます。
この宇宙船を手に入れたあとは、好きなようにカスタマイズして戦争に参加してみたりするのも良いかもしれません。
ここからはあなた自身で好きなことをしてお金を稼ぎましょう。クエストを受けてもいいですし、紛争に参加してお金を得るのも良いかもしれません。
ただ、Cobra Mk.III自体は弱くはないですが、強くもないので過信は禁物です。
では、よいスペースライフを。
※何かわからないことがありましたら気軽にコメント欄で質問してください。分かる範囲でお応えします。
まとめ
スペースコンバットシミュレーションゲームはたくさんありますが、ここまでリアル志向なものはありません。
そして、ここまで宇宙にロマンを感じさせてくれる作品もありません。
歴史に残るゲームを遊んでみたい方は、英語だからといって忌避せずに遊んでみるとをおすすめします。
来年には拡張コンテンツがリリースされ、実際に惑星に着陸することもできるようになるそうなので、ますますおもしろくなりそうです。

XZ

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